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日が経てば証拠は消える

私は看護学校の学生だったのですが、付属の病院の駐車場に一晩車を停めていました。

 
遊び疲れ、いざ家に帰ろうと朝から愛車に近寄ると、
赤い愛車の後部が凹んでいるではありませんか。
しかも、白い塗料がついていますし。
そして、横には白い車が…。

 

私はこの車怪しいと思い、くまなくその車を見ると、
前方に赤い塗料がついていました。

 

この車、絶対、私の愛車にぶつけたに違いないと
ひとまず、愛車の凹みとその車の塗料部分、ナンバーなんかを写真に撮りました。
私は写真を現像して、証拠を抑えたと意気揚揚と
こいつを見せ付け、弁償させてやろうと意気込みました。

 

それから、私はその車の持ち主を時間の許す限り待ち伏せしました。
それから数日後、ようやくその車の持ち主に出会いました。持ち主はおやじでした。
私は声をかけ、かくかくしかじかと事情を説明して、おやじに写真を見せ、
心当たりはないかと尋ねました。

 

私は普通におやじのことを病院に勤めている
常識ある人だ、きっと謝って弁償してくれるに違いないと信じていました。
 

ところが、、、そのおやじは私ではない!その写真が何だ!そんなの作り話だろ?
現場を見た人でもいるのか?証拠がないじゃないか!の一点張り。
結局、小娘の私の言うことには耳も傾けず、急いでいるからとその場を立ち去りました。

 

確かに私も現場を見たわけではないし、そのおやじの仕業とも断言はできません。
だけど、そのおやじの慌てぶりから見ても、逃げ去る感じからみても、
恐らくそのおやじだと思います。

 

ですが、決定的な証拠がない限り、なんとも言えません。
数日たっていたので、おやじは赤い塗料をふき取っていましたし。
結局、私はおやじに弁償させるどころか当て逃げした犯人もわからず、
自腹で愛車を修理しました。

 

教訓ですが、何事も日をおいてはいけない、その場で
その日に解決しないといけないと思いました。恐らく、その日におやじを張り込み、
警察でも呼べばよかったんだろうと思います。

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